①フランス製アンティーク純銀／18世期鶏刻印／紋章付白蝶貝ナイフ２本組

フランス
アンティーク
1798年6月19日〜1809年8月31日
純銀　銀無垢
フランス800銀
※ハンドルは白蝶貝
※１本のブレードはスチール

フランスにおいて銀製品へのホールマークの義務付けが法として制定されたのは遡る事13世紀のことですが、18世紀末までは国内の情勢は安泰とは言い難く、しっかりとしたホールマーク制度が確定されたのは時を経てフランス革命後の18世紀末のことでした。

鶏の刻印はオールドマンより更に古く、フランス銀器に押されている刻印の中で法が遵守されるようになって以降の歴史上最古のものとされています。

紋章が付いております。
当時、銀のカトラリーを作らせることが出来たのはそういった階層の方々だけでした。

制作後210年以上経っておりますが状態は非常に良く保たれています。

ハンドルには当時は大変高級で入手困難とされていた上質な白蝶貝が使われております。白蝶貝の中でも最高級ランクの貝が使われており、発光・発色共に申し分ありません。
見えているピンクやグリーンの色彩は貝自身が放っており、周りに置かれている物の色が映っているわけではありません。

純銀製：17.2cm23g
鋼製　：16.8cm21.5g

市場に出て来ることは稀な品ではないでしょうか。銀器収集家の方に。


②【カルディヤック】純銀スターリング／透かしアイスクリームスプーン

カルディヤック
クリストフル
純銀銀無垢
スターリングシルバー
ソリッドシルバー
950/1000
ヴェルメイユ
E.C.刻印

ハンドルに施された精緻な透かしは職人たちの研鑽を重ねた技の結晶です。
カルディヤックがカルディヤックたる所以でしょう。

ボウル部に塗られたヴェルメイユはフランスの豪奢と気品の融合です。
観る者をアール・ヌーヴォーの時代へと誘う金と銀の魔術師のよう。

本体に目立つ傷やアタリは無く嬉しいことにヴェルメイユも多少の薄れこそあれほぼ良い状態のまま渋く煌めき、かつて19世紀の栄華を映していたボウル裏の鏡面は今も曇りの無い目で周囲をくっきりと捉えています。

フランス最高の工房の作品はその地位と栄誉を纏いながら昔日の如く輝き続けます。

約12.6cm20g

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