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フィンセント・ファン・ゴッホ『アイリス』

ゴッホの残した力強く色彩感のある絵画は、日本だけでなく世界中の人に愛されています。
現代の人気とは正反対に、その生涯に1枚しか絵が売れなかった話は有名です。
彼は精神病を患いながら自分の絵の世界を追求し、最後は自殺したと言われています。

彼のおもろいところは、絵を描きつづけることで、どんどん頭がおかしくなってきます。
ゴッホの個展にいくと、彼の人生そのものに価値を見出している様に私は感じることが多々あります。あ、無論作品、作風もすばらしいです。感情的な作品が好きです。

この作品は1889年にゴッホにが入院しているときに描いた作品の１つです。
病院の庭に自然に咲いていたアイリスを描いたもので、この絵画は後期作品で特徴的だった表現主義的な傾向はほとんど見られません。
 
 また《アイリス》は日本の浮世絵の影響を受けているように、輪郭線がはっきりしています。
西洋絵画らしくないアングルやクローズアップ、平面的な色の塗り方など特徴的です。
今見てもなんとも思わない方は多いのは当然ですが当時は先鋭的であり、新しい表現方法を追求するゴッホは流石です。
ですが絵を描くのに苦しむ代償がでかすぎました。

高さ77cm程
幅66cm程

背面が固定されていたので剥がす際の跡がありますが
表面には影響ないです。
また引っ掛けるフックもついています。
写真にでご確認ください。


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