AKGC3000B【コンデンサーマイク】

C3000Bの外観ですが、全体の大きさは旧型のC3000とほとんど同じです。
音の要であるダイアフラムは、旧型の２ダイアフラムからAKG本来の音に近い金蒸着６ミクロン厚の１インチ大口径ダイアフラムに変更されました。指向性はカーディオイドのみですが、−10dBのPADスイッチとローカット・スイッチも装備され、使用に当たり不便は無いでしょう。

電源はファンタム電源が必要で、コンソールやマイク・プリアンプからの供給となります。付属品にはサスペンション・ホルダー（H100）が付くようになりました。

◼︎ボーカル：クリアで大変リアルな音です。クリアと言っても硬い音とは違い、ベールを１枚取ったような音で、いかにも\"ダイアフラムの感度が敏感\"という感じです。高域はサシスセソなどの子音も出過ぎることもなくフラットに伸びています。


◼︎アコースティック・ギター：力強く音そのものが前に出る感じです。少し低域が多いのですがマイクの距離によって結構音が変わるので、マイキングは慎重に行なった方が良いでしょう。離れて空気感が出るタイプではなく接近してリアルな音に近づきます。


◼︎ベースとエレクトリック・ギターベースはNEUMANN的な中域の押し出しはないですが音がやせることもなく、モワつくこともありません。アンプの前で聴いている感じに一番近い音です。ギターのクリア・トーンではディストーションにするとワイドで音に厚みがあり非常に気持ち良いです。


このマイクは\"C3000のバージョン・アップ\"というより\"C4000Bのローコスト\"版と言えるでしょう。安価なマイクは必ずコストを落としたところが分かるものですが、C3000Bはダイアフラム、ボディ、サスペンション、etc..どれを取っても手を抜いたところが感じられません。良いマイクか悪いマイクかと聞かれれば、間違いなく「素晴らしく良いマイク」と答えるでしょう。


※本体に傷や汚れはありませんが、保管の際にハードケースに傷がついておりますが、使用にあたり問題はございません。

自宅スタジオ保管のため神経質な方がご遠慮下さい。
C3000B
AKGAcoustics
定価:60000

#AKGAcoustics
#C3000B

種類···マイク

タイプ···コンデンサー