ブレード部まで美しい装飾が描かれた、ドイツ製銀無垢ケーキフォーク６本セットの出品です。

意匠はご覧のように繊細装飾がとても美しい『ヒルデスハイム・ローズ』でございます。

あまりにも有名なデザインですので誰もが一度は見た事があるかと存じます。

ドイツ北部、ヒルデスハイムの街にある『聖マリア大聖堂』の中庭の壁を覆い尽くす、樹齢1000年と言われる薔薇の花がモチーフになっており、第二次世界大戦時の爆撃により大聖堂のほとんどが破壊されても薔薇の根は奇跡的に残り、現在でも毎年美しい花を咲かせている、と云われております。


製作工房は『C・W』でおなじみの『クリストフ・ウィドマン』です。　　

１９１９年、ドイツ南東部に位置するフランスとの国境近くの街、『フォルツハイム』に設立された工房であります。

尚、「ヒルデスハイムローズ」と言えば、真っ先にこちらの工房の名前が頭に浮かんでまいりましたが、ほんの数年前に廃業してしまいました、本当に残念で残念でなりません。


また、こちらのフォークの銀品位ですが、刻印のとおり「８３５」でございます。

尚、ジャーマンシルバーは、もともと銀品位８００でございましたが、その後１９５０年頃『８３５』がスタンダードになり、さらには１９９２年頃、英国規格の『９２５』が、ドイツのスターリングシルバー標準規格となりました。

そのような事から製作された年代は１９５０年頃～１９９２年頃までに製作された個体だったと思われます。


尚、状態ですがブレード部に、ほんの微かな「ヘアライン」が見受けられます。(画像参照)

しかしながら目立つようなスレ、キズは一切なく、「ほぼ未使用品、あるいは未使用に近いコンディションを保持しているセット」と申し上げていいかと思います。

当然ですが曲がり、歪み等も一切認められません。

どうぞこの機会にぜひいかがでしょうか。

(注)　画像にもある純正共箱の上部透明カバーが壊れてしまっており付属いたしません。

　　　サイズ

長さ　　　１３３ミリ

重量　　　６本で８８，０ｇ

尚、素人計測につき１％未満の誤差は、どうか何卒お許しくださいませ。


　　　　◆ホールマーク◆

製作工房　　　　　　CW　　クリストフ・ウィドマン

銀品位　　　　　　　８３５

製作年代　　　　　　１９５０年頃～１９９２年頃